①このようなお悩みの方に
生まれたときに股関節脱臼を起こして生まれ変形してしまった
変形性股関節症で手術が必要だが手術しない方法で何とかしたい
過去に腰が痛くてヘルニアといわれたことがある
O脚で悩んでいる
ストレッチなどをしていると足の股の辺り(ソケイ部)に鋭い痛みが出る
あぐらがかけない
②他で良くならない理由※
もし、病院や整骨院、整体、マッサージなどに何件も通って、股関節痛が良くならないのであれば今から下記の施術を現在行っていないかチェックをしてください。
そして、行っているのであれば、今すぐ中止してください。
良かれと思って行っている施術が、逆に体の回復する力を妨げて改善しづらくしてしまいます。
下記のような施術は股関節痛の改善を妨げている可能性があります。
(1)コルセット
(2)病院や接骨院でおこなう電気を流す施術
(3)牽引
(4)マッサージ、指圧
(5)湿布、痛み止めの薬
(6)手術
(7)ストレッチ・ヨガ
これらの施術は果たして本当に有効なのでしょうか。
(1)コルセット
『固定することが当たり前』 痛みがあるときには、この考えが多くの先生の頭の中にあります。理由は、骨折や脱臼・ねん挫などは安静にして良くするという考え方があるからです。動きの中心である腰が固定されてしまうと不自然な動きを強いられることになり、もともとの症状に合わせた症状が出てくることすらあります。
そもそも、腰は固定させてはいけません。コルセットを継続使用することで筋力の低下を招き、腹腔内圧力を高めてしまったり、原因の一つである炎症を温めることで取れる痛みも取れなくなってしまいます。
(2)病院や接骨院でおこなう電気を流す施術
電気を流す目的は、神経を麻痺させて、表面的かつ、一時的な痛みをとることです。
基本的にこれらの電気を流す目的は痛みの緩和・除痛です。どこを狙って電気を流すのかというと、おもに筋肉・痛覚を感じる神経に対して行われます。
しかし、痛みの原因を探ると、筋肉や痛みを感じる神経だけでなく、関節や骨盤、脳の動作制御など様々な原因が考えられます。すべての原因にアプローチせずに痛んだ箇所に電気をあてても、一時的に良くなってもまたぶり返してしまいます。麻酔の注射や痛み止めと同じということです。
(3)牽引
牽引が有効なのは特殊事例だと言われています。
牽引のはじまりは、『炭鉱夫』と呼ばれる職業において落石で頭や頸椎、背骨などに衝撃が加わり陥没した際に使われていた施術です。しかし、現在の臨床現場ではどうでしょうか? 落盤・落石事故はほとんど発生するものではありません。それだけではなく、最新の研究によると、牽引による力のかかり方が関節の動きを悪くすることがわかっています。陥没骨折をしていないのなら、いますぐ牽引はやめてください。
(4)マッサージ、指圧
体の不調の原因は筋肉だけにあるわけではなく、関節や骨盤、動きを制御・出力している脳との連動した絶妙な動きの中に痛みや症状の要因が含まれています。
むやみに筋肉がほぐれるまで筋肉にアプローチするのではなく、まずどこに原因があるのかを探ってご自身にも理解して頂いた上で、まず、原因を見極め、それに合わせた必要な施術をしていくことが肝要といえます。いつまでもマッサージをして少し軽くなり、また痛くなるからマッサージ物足りないからもっと強く強くという負のスパイラルにはまってしまいます。
(5)湿布、痛み止めの薬
現在、シップには大きく冷感湿布、温感湿布、消炎鎮痛剤テープというタイプがあります。それぞれ冷温どちらもある理由は、痛みがあるときには初期症状には冷やして、炎症が消えてくる炎症期を過ぎた頃には温めるのがよいと言われています。それゆえに冷温両方用意があるのです。しかしあくまで名前の通り冷たく感じる、温かく感じるだけで実際には冷却効果はありません。しかし何かが貼ってあるという安心感、気持ちよさが痛みを和らげてくれることがあるのも事実です。
そしてなかなか良くならない痛みの場合、痛みの発生している部分に原因があるとは限らないのです。痛みを改善するためにはもちろん、まずは炎症を取り除くことですが、その次に炎症が出てしまった原因をとらねば、体のちょっとした使い方で症状を何度でも呼び起こす可能性が大いにあります。これがクセになっている状態といえます。それだけに、シップではまた痛みがぶり返してしまいます。冷やすなら氷を使用してください。
(6)手術
外科的処置や手術は『最後の砦』と思われている方は少なくないのではないでしょうか? 手術にも様々なものがありますが、数年経っても再発しにくい手術と再発しやすい手術があるのですが、それぞれ下記をご覧ください
①原発性対応原因除去手術
明らかに、原因がはっきりしていて、それを取り除くことで原因と対応が同時に行えるもの。
②非原発性対応選択的手術
複合的な要因を取り除かず、その手術を行わなければ治らないからといった消去法的に行うもの
骨折など、原因が明らかな手術は①に当たりますが、それ以外の観血的な多くの手術は、②の手術で、その症状が出た原因に対してではなく、それ以上痛みや症状による苦痛を広げないために、ひとまず病巣を取り除こうという消極的な理由から行います。例えば変形性関節の手術や、1年以上続く症状や痛みに対するものへの手術がこれにあたります。
この場合、どうしてそうなってしまったのか? という原因を突き詰めるように追わずに、痛みにつながる部分だけを手術してしまうために、数年たった後の同じ部分や周辺の領域、あるいは違う部位に症状が移動してしまうのです。
一番大事なのは、坐骨神経痛の本当の原因にアプローチできるかどうかです。そこについては後ほどお話します。
(7)ストレッチ・ヨガ
ストレッチとは『伸ばす』という意味です。
筋肉は伸ばしすぎるとプツンと断裂する恐れがあります。しかし身体の場合はそういった事故を未然に防ぐための仕組みを持っていて、あらかじめどこかが壊れそうになると、動きに痛みとしてブレーキをかけさせるか、伸ばされたあとに反射としてさっき伸ばされた時よりも、縮めて切れないようにと防御反応を示すのです。これを繰り返し行った場合、筋肉や関節は柔らかくなるばかりか、かえって硬くなってしまうことさえあります。
それだけではありません。痛い関節や周辺の場所をストレッチをした場合、それ以上関節や筋を壊すまいと、身体が起こした防御反応を破ってしまい、関節内に牽引性の力をかけることになり、関節を壊してしまうおそれさえあります。
痛みのある状態では筋肉や関節を硬くしてしまい、症状を悪化する恐れがあります。
③症状についての説明
股関節痛は先天性の股関節脱臼が原因となっていることが全体の90%強くらいで、生まれたときに発生しています。
また、成人になって股関節痛を発症する人のほとんどが、小・中・高で激しいスポーツをやっていた人に多く見られる傾向にあります。
しかし、激しいスポーツをした経験がないにも関わらず、一般成人で股関節症を発症する人の場合、持続的に腰を使う仕事やすべり症、ヘルニアなどの症状の経験がある女性に多く発生している傾向にあります。
股関節症の発症メカニズム
股関節症を発症する場合、ほとんどが生まれた時点で起こりますが、時には股関節を酷使するスポーツ経験者にも起こることがあります。激しいスポーツをする人や重労働をする人に多くみられますが、股関節がこの状態にある人たち全てに症状が出るわけではありません。
また、たまたまレントゲン検査をして見つかるといったことも多いのです。ですから、痛みの症状もなく日常生活になにも影響がない場合には、股関節症があったとしても、変形性股関節症”と病名をつけられることもありませんのでそのまま酷使し続ける方が多く年齢とともに悪化する傾向にあります。
改善において一番大事なことは、痛みが出る、出ないの問題ではなく、これ以上変形が進まないようにすることが最も大事なのです。
しかし、一般的に行われている施術のほとんどは対処療法のところが多く、変形性股関節症を根本から改善する施術が行われているところはほとんどないのです。
④原因※
股関節症の原因は骨盤の仙腸関節由来によるもの、先天性のもの、骨の老化や変形、腰のヘルニア、狭窄症、すべり症からの二次的発症、ケガによるもの、他の症状が潜んでいるものなどがあります。
ここで、それぞれの原因を詳しくお話しします。
仙腸関節由来のもの
この問題発生の起点は、正常な歩行が得られない状態が数年続いた場合や、過去に起こしたねん挫や骨折によって正常な歩行が出来なかったために、歩行の際に運動支点となる骨盤内の正常なバランスを取ろうとする、筋肉や関節の滑らかな滑動という働きが低下したために起こるものです。
骨盤は建築で考えるところの基礎に当たります。腰椎はその柱などの支柱と考えます。基礎(骨盤)が傾けば、その上に位置する支柱(腰椎)が傾きますよね。人の場合、それを補おうとして、いくつかの場所で支点形成をし、重力に対して全身のバランスを取っていくのです。その支点の作られた場所が髄核という腰椎内の場所か、椎間関節の際の部分なのか股関節なのか? ということです。傾いたまま放っておけばいずれは支柱もずれていく、これこそが股関節症を発症してしまう原因になります。
先天性や発育性のもの
確率的には発症している90%以上の患者が、先天性の股関節症です。
先天性の股関節症を先天性股関節症といいます。
先天性股関節症は、出産時に取り出す際に股関節を脱臼してしまうことで起こります。
先天性の変形性股関節症は、手術治療を行なうことが多いです。
骨の老化や変形
老化現象により、骨や関節が変形したり、軟骨がすり減ることで、股関節を支えられなくなって起こるケースです。
特に、更年期を過ぎたあたりの女性に多く変形性股関節症とも言われます。
腰からの二次的発症
腰椎ヘルニアや狭窄症などの神経障害がきっかけで起こるケースもあります。
腰椎ヘルニアや狭窄症などの神経障害が原因で起こる股関節痛を神経性股関節症と言います。
ケガや事故によるもの
ケガや事故が原因で起こるケースもあり、外傷性股関節症と言います。
スキーなどで転倒したり、高いところからの転落により、大きな力が股関節に加わり、大腿骨頚部骨頭を骨折し手術をし、骨盤が不安定になり変形が進みさらに腰椎を前にすべらせてしまうと腰椎すべり症になります。
他の病気の影響によるもの
股関節痛だと思っていたら、他の病気が潜んでいたというケースも多いです。
悪性の腫瘍や感染症を発症していると、股関節が破壊されて不安定になります。
それによって、変形性股関節症なります。
⑤当院での改善法※
原因の部分を逆にたどって行くことが唯一の改善法
症状が本質的に落ち着く先のことを『平癒』と表現しますが、ここにいたるまでの3STEPをお伝えしていきます。
1STEP:疾病形成因子除去(初期~)
2STEP:歩行機能改善(疾病形成因子の除去の目処が立ってから本格的に)
3STEP:形質修復期の促進(歩行機能が改善してきた後に行います)
股関節症では、こういった施術の基本であるこのステップを正確に踏んでいく必要があります。
かんたんにまとめていきます。
1STEPにて悪くしている要素をすべて取り払います。
2STEPでは、本来皆さんが持ち合わせている『きちんと歩ける身体の働き』を、潤滑整復という関節の動作の生理を取り戻すべく施術し、改善していきます。
3STEPでは、2STEPまでで狭くなった部分を修復しようとする力『リモデリング』が働く環境を作ったので、さらにその働きが加速するように必要な運動や施術を行っていきます。
痛みは本当に耐え難く、つらいものですが、症状が改善していく過程には痛みだけにフォーカスして、それを取ることが『最善』とはなりません。
人には改善する力という素晴らしい回復力を持っていますが、良かれと思ってやったことが、実はマイナスであった……と、自らで悪くしてしまっていては、本来働くべき改善する力も十分に働くことができません。
それ故に、私どもの股関節症の改善のための3STEPは、症状が回復していくために必要な要件をきっちり抑えたものにしてあります。あなたのつらい症状が、本質的に落ち着く『平癒』までには早くて3ヶ月、平均6ヶ月と時間がかかります。
長年歩くはたらきを失ってしまっている方に関しては、歩行機能改善に時間がかかるため、1年近く掛かる場合もあります。理由は、この症状の本質的原因が『歩行機能の喪失による組織の変性』であるからです。
かんたんにいうと、使わない身体のはたらきに合わせて、身体が変形するということです。
それだけに、①ネガ除去-②機能回復-③形質修復このステップは欠かせないのです。
この症状克服の必要なことは、目先の痛み負けずにあきらめない気持ちだけです。
この勇気さえふりしぼって頂ければ、私どもがあなたの勇気をしっかり受け止めます。まず最初の一歩を踏み出してあげてください。または、あなたの大切な方の背中を押してあげて、私どもにおまかせください!
⑥お客様の声・症例レポート※